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正反対な君と、唯一無二の関係になるまで

――ここまで、お好きなキャラクターや胸キュンするシーンについて伺ってきましたが、本作は“正反対”な相手と対話を重ねながら関係を築いていく人間ドラマとしての魅力もある作品です。なつぽいさん自身、リング上で正反対な相手とぶつかることで、新しい感情や化学反応が生まれた経験はありますか?

あります。私、最終的に仲良くなったり、タッグを組んだりする相手って、最初はバチバチにやり合っていた人が多いんですよ。例えば、昨年引退した中野たむちゃん。最終的には同じユニットになったんですけど、もともとは敵対するユニット同士だったんです。

――今では盟友とも言われるお二人ですが、最初はかなり激しくぶつかっていたんですね。

金網マッチっていう、金網に顔を擦りつけながら戦うような、本当に激しい試合も経験して。そうやってぶつかり合ったからこそ、通じ合えたものがあったんですよね。その後はタッグを組んで、ベルトも獲りました。今思うと、もしかしたら表面的には正反対に見えていただけで、根っこの部分では似ていたのかもしれないです。

そういう経験を経て、本気で殴り合った相手だからこそ、深い部分まで見えると思うようになりました。私自身、普段はあまり人とぶつかるタイプじゃないので、そこまで本音をさらけ出せる相手ってなかなかいなくて。だからこそ、一気に距離が縮まるのかもしれないですね。

――言葉を交わさずとも、拳で語り合うような感覚なんでしょうか?

もちろんそれもあるんですけど、実はリングでぶつかる前に、ちゃんとお互いの感情を言葉にすることも多いんです。たとえば、今のタッグパートナーのサオリも、本当に正反対なタイプで。よく“太陽と月”って言っているんですけど、私が太陽だとしたら、サオリは月みたいな存在なんですよね。

――先ほど、“影山と日向”みたいとも仰っていましたね。

最初に彼女とバチバチだった頃は、記者会見でもかなり感情をぶつけ合っていました。しかも、その前にLINEでもやり合っていて。「ここが嫌だった!」とか、お互い本音を長文で送り合った結果、巻物みたいなLINEのやりとりになってましたね(笑)

そうやって、言葉でもリングでも本音をぶつけ合った時間を経たからこそ、今では唯一無二の存在になりました。サオリがよく「なつみは友達じゃないねんな」って言うんですけど、その感覚、私もすごくわかるんです。家族とも、親友ともまた違う。本当に“パートナー”っていう感じなんです。

――でも、超長文のLINEが送れるのって、相手のことをよっぽど考えていたり見てないと送れないですよね。もはや愛な気がします。

サオリとはデビュー時期が一緒だったのもあって、最初からずっとバチバチだったんですよね。でも当時は、今みたいに本気でぶつかり合えるだけの技術もなかったので、肉体的にも、言葉でも、そこまで深く向き合えていなかったんだと思います。

昨年、お互いにデビュー10周年を迎えたんですけど、そのうちの5年間は全く会わなかった期間があって。でもその空白の時間も、お互い別の団体にいながら、ずっと気になる存在だったです。そういう空白があったからこそ、改めて深く向き合えたというか……。やっぱりライバルだったからこそ、離れていてもずっとお互いを見ていたんだなって思います。

「読んで!」を伝えたくて、切り抜きたくなる

――ここまで、作品の魅力やご自身と重なる部分についてたっぷり伺ってきました。最後になりますが、なつぽいさんが「切り抜きジャンプ+」で切り抜きたいシーンは?

1話で鈴木ちゃんが、クラスメイトのみんなに谷くんへの思いを打ち明けるシーンです。本当に最初のほうなんですけど、周りの空気を読んで、自分の本当の気持ちを言えずにいた彼女が、ちゃんと「好き!」って伝えるところが、やっぱり一番好きですね。

――確かに、鈴木のこの一歩から物語が動き出しますもんね。実際に「切り抜きジャンプ+」でシーンを切り抜いてみて、いかがでしたか?

楽しかったです。色を好きに変えられたり、スタンプを付けられたりして。それこそ、読んでいてテンションが上がりすぎてスマホを投げそうになった時は、「投げる前に切り抜こう!」って思いました(笑)。あと、私、好きな作品はすぐ友達に「読んで!」って勧めたくなるタイプなので、Instagramのストーリーにも載せたくなりました。

なつぽいさんが「切り抜きジャンプ+」で作成した切り抜き画像

――冒頭で、ご自身と鈴木に重なる部分があるとおっしゃっていましたが、好きなものを周りに共有したくなるところも似ていそうですね。

確かに! 鈴木ちゃんって、明るいけど適当じゃないというか、一つひとつにちゃんと一生懸命な子じゃないですか。だから、もしタイトルマッチしたら、めちゃくちゃ熱くなりそうです。絶対スカしたりしないし、本気でぶつかってきそう。戦ったらすごく楽しそうだなって思います。

取材・執筆:ちゃんめい
撮影:しばたみのり
編集:今井雄紀(株式会社ツドイ)
プロデューサー:金子大清(株式会社ツドイ)
ヘアメイク:伊藤佳南子(RING FEELING)

作品名
正反対な君と僕
作者名
阿賀沢紅茶
空気を読んじゃう元気女子・鈴木が惹かれたのは、自分の意見をはっきり言える物静か男子・谷くん。大好評の読切が連載化!付き合った2人が楽しめる!共感マックスの等身大ラブコメ、ここに開幕!
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