
「少年ジャンプ+」の人気機能
「切り抜きジャンプ+※」が
切り抜き画像作成数10万枚を突破しました!
それを記念して、マンガ好きな4組の著名人に、
「切り抜きジャンプ+」を体験してもらう本企画。
「少年ジャンプ+」に掲載されている連載作品・読切作品(一部作品を除く)の好きなシーンを切り取って、Xにリンク付きで投稿することができるオリジナル機能。
「子どもの頃からマンガとテレビがとにかく
大好きだった」と話すのは、
お笑いコンビ・レインボーのジャンボたかおさん。そんなジャンボさんが選んだマンガは
『ダンダダン』(龍幸伸)!
宇宙人と幽霊が同時に襲いくるカオスな世界観を、圧倒的な画力とスピード感で描く、
予測不能なオカルト・バトルマンガです。
マンガを好きになった幼少期のエピソードから、『ダンダダン』を選んだ理由、
マンガとコントの共通点まで。
あふれんばかりのマンガ愛を
たっぷり語っていただきました。

マンガ好き家族からの〝英才教育〟
——ジャンボさんはかなりのマンガ好きだとうかがいました。まずは、そんなジャンボさんのマンガとの出会いを聞いてみたいです。
はい、子どものときからマンガ大好きでした。千葉の幕張生まれなんですけど、5個上のお兄ちゃんがマンガ好きで、よく貸してもらっていたんです。だから周りの同級生がばりばりジャンプ(集英社)に夢中だったときに、俺はもうスピリッツ(小学館)とかヤンマガ(講談社)を読んでいて。小5ぐらいでカイジのチンチロ編(『賭博破戒録カイジ』、福本伸行、講談社)とか『20世紀少年』(浦沢直樹、小学館)を読んで、周りに広めてました。みんな震え上がってましたよ! マジおもしろすぎて! 小学生には刺激的すぎる作品ですよね(笑)。

マンガ触る前に「お前、手洗ったか⁉」とか、折り目が付かないように「45度以上は開くなよ!」とかって超意地悪なお兄ちゃんでしたけど、今思うとめちゃくちゃセンスあったんだなと思います。いち早くヴィレヴァン(ヴィレッジヴァンガード)でマンガ買ってたし。とにかく兄貴からすごく良いマンガ教育を受けてましたね。
——へえ! ということは、ご両親もマンガがお好きだったんですか?
両親もめっちゃマンガ好きでしたよ。お父さんはビックコミックオリジナル(小学館)とかが好きで、『1・2の三四郎』(小林まこと、講談社)とか『ブラックジャック』(手塚治虫、秋田書店)を買ってきてくれてましたね。
お母さんは小説とかも好きなタイプで、めっちゃ正統派マンガ読みって感じ。ベタに『タッチ』(あだち充、小学館)とか『キャプテン』(ちばあきお、集英社)、『プレイボール』(ちばあきお、集英社)とか読んでました。
あ、でもお父さんがたまに『ハッピーピープル』(釋英勝、集英社)とか買ってきて、お母さんにすっごい怒られてました。「教育に悪すぎる!」って。知ってます? 『ハッピーピープル』。
——いえ、初めて聞きました!
もう震えるぐらい気持ち悪いマンガなんですけど、1話完結でめっちゃ良くできてるんです。お母さんには怒られそうですけど、ほんとにおもしろいんでみんなにおすすめしたいです!(笑)

日常系と漫画家マンガが大好物
——子どもの頃からいろいろなマンガを読まれているようですが、好きなジャンルと言えば、どのジャンルですか?
日常マンガがめっちゃ好きですね。俺、マンガで疲れたくないんですよ。テレビとかSNSを見ると、悲しいニュースもあるじゃないですか。だからマンガを読むときは疲れずに、楽しみたい。大人になったからっていうのもあるかもしれないですね。
なんで、最近は昔好きだったマンガを読み返すことが多いです。『クッキングパパ』(うえやまとち、講談社)とか、「こち亀」(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』、秋本治、集英社)、『あたしンち』(けらえいこ、KADOKAWA)とか。あとカイジスピンオフ系!
「ハンチョウ」(『1日外出録ハンチョウ』、上原求・新井和也・萩原天晴・福本伸行、講談社)と「イチジョウ」(『上京生活録イチジョウ』、三好智樹・瀬戸義明・萩原天晴・福本伸行、講談社)と「トネガワ」(『中間管理録トネガワ』、福本伸行・萩原天晴・三好智樹・橋本智広、講談社)は、もう何回読み返したかわからんですね。
芸人でなんとか仕事が増えて、電子書籍でためらわずに好きなマンガを買えるようになったのが一番の幸せっすね。

——子どもの頃に好きだった作品を何度も読み返しちゃう気持ちはよくわかります。
ですよね! あ、けど大人になってからどっぷりハマった作品もありますよ。とくに徳弘正也先生の後期の作品には大人になってから影響を受けました。『狂四郎2030』とか、『もっこり半兵衛』(いずれも集英社)とかすっごいおもしろいんですよ。
『ジャングルの王者ターちゃん♡』(集英社)では、あの尾田栄一郎先生がアシスタントをされていたらしくて。実際、『ONE PIECE』(集英社)を読んでると、めちゃくちゃ徳弘正也先生の影響を受けてるのがわかります。泣き顔とか女性とか、もうまんまなんですよ! マンガを語るなら徳弘正也先生を読まなきゃ始まらんっす。

——「ターちゃん♡」は、1988年に連載が始まった作品です。ジャンボさんはかなり古いマンガにお詳しいんですね。
古いマンガが好きなんですよね。あと俺、「漫画家マンガ」もめっちゃ好きなんですよ。漫画家さんの自伝とか、アシスタントさんが描くエッセイマンガとかはついに全部読んでます。
——そうなんですね! どうして好きになったんですか?
なんででしょうね。一番ロマンを感じる! 俺、「調べオタク」でもあるんですよ。テレビ番組の歴史とかも全部調べちゃうタイプ。
たとえば、藤子不二雄のおふたりは、こういう経緯で2人で活動するようになって、だけどこういう流れで別々に描くようになって……とか。青年たちの間で手塚治虫を読むのがダサいってなった時期があったんだけど、『ブラックジャック』でまた復活したんだよね、とか。そういう歴史を知るのが子どものときから大好きなんですよ。だから漫画家さんの人生が描かれたマンガがたまらなく好きなんです。
——なるほど。じゃあ「漫画家マンガ」の中でひとつおすすめするとしたら、どの作品ですか?
うわぁ……! それ言ったらもう『ブラックジャック創作秘話』(宮崎克・吉本浩二、秋田書店)になっちゃいますね。吉本浩二さんが手塚治虫を描いていて、手塚治虫がどんだけクレイジーで、周りの人がどんだけ手塚治虫に迷惑をかけられたかがわかるんです。なのにみんながそれを幸せそうに話すんですよね。そういう異常な熱量が伝わってくる作品で、すっごいおもしろいんですよ。

当時チャンピオン(秋田書店)が全雑誌の中で1位だったの知ってます? ジャンプ(集英社)もマガジン(講談社)もサンデー(小学館)も抑えて。お父さんがチャンピオン派だったんで、その時代の話をよくしてくれてたんです。『ブラックジャック創作秘話』を読みながら、それを答え合わせしていく感じも楽しかったですね。









